射水市民病院の外科部長が2000年から2005年にかけて50代から90代の末期患者6人の人工呼吸器をはずし死亡したとされる事件で富山地検は医師の行為は「延命治療の中止」に当たるとして医師を起訴しない方針を決めた。その理由は富山県警では専門家にカルテの鑑定を依頼し呼吸器を外さなければ数時間生存や数日から10日程度生存の可能性があったとする鑑定を得ており検討を重ねた結果、呼吸器を外した事が死亡の直接の...
先週の「コード・ブルー 第2話」での中の言葉です。 「…あなたは、夜中に受診せざるを得なかった患者さんの気持ちを受け止められなかったということですね。…」 (児玉清さん演じるセンター長の言葉です。正確でなかったらごめんなさい、大意をお取りください) これは、相澤というレジデントが、歯痛で来た患者を帰宅させたあと、翌日になってその患者が心筋梗塞による心肺停止となったケ...
統合失調症に対する病名告知は以前よりも、ずっと進んできています。これに加えて、最近では、統合失調症の方の心理教育などで、病気の話しや薬の効用、副作用などの話しも、随分と当事者向けにすることも増えてきました。当事者の人が読めるようにと、統合失調症についてのリーフレットなども作っています。 もちろん、告知するしないは、状況によって異なり、 決して、病名告知をする医者が良い医者、しない医者が悪い医者と...
7月と言うのは、精神科領域では、障害年金の更新時期で、随分と、診断書書きの仕事に追われます。 締め切りが分かりつつも、他の仕事の合間に書いていますが、なかなか、時間がかかりますね。 今までは、 知的障害 や 統合失調症 等が中心でしたが、 最近では、 高次脳機能障害(基本的な障害名は、別個ですが。すべの人が対象になるのではなく、受給要件を満たしている必要があります) 広汎性発達障害(すべての人が...
本日。血糖コントロールが良くなった方をほめました。そしたらこう返されました。”先生、旅行前でご機嫌ですねー。”ちがうってば、本気で褒めたんだってばー。 まぁ・・・旅行前のご機嫌も5%くらいはあるかな(笑) 来週はお留守にしまーす。
・Lancetのcase reportで"Sinister hiccups"という論文を読んで、しゃっくりも奥が深いなと思っておりました。しばらくしてしゃっくりがなかなか止まらない患者さんがこられました。念のため胸部X線と撮りましたが異常なし。記憶は定かでないのですが、プリンペランの静注と安定剤をだしたと思います。しかし、止まりませんでした。その数日後、わたしの同僚のDr.Jは...
人の命を助けるための病院と、人をできるだけ多く殺すことを目的とする戦場、一見似ても似つかぬもののようですが、なんだか昔から、病院も、襲ってくる病気と闘うということから、組織としては軍隊と似ているような気がしています。医療と戦場その2です。 前線の兵隊さんたちにとって、寝ていてもいつ敵(病気)が攻めてくるかわかりません。どんな手でどこから攻めてくるかもわかりません。手ごわい敵かもしれません。自分...
今日、薬局の見学をしました。 62種類もの薬を自動的に1週間分分包する、分包機を見て、精巧に出来ているのに感心しました。 コンピュータ制御で、データを送り込めばほとんど全部自動的に動く装置です。 細長い薬や、カプセルは2個ずつ縦に並ぶ仕切りがあり、横にも仕切りがあり、みな縦に行儀良く並ぶようになっていました。 62種以外の薬は手撒きで追加します。 また錠剤の大きさによって小さな仕切りと穴の大きさ...
そもそも、精神科診療での診断告知ってどうあるべきなんだろう? 診断名の告知について改めて自分自身で考えてみると、 ある程度自分のなかでこういう患者さんが来たらこういうふうに説明しよう、 というパターンができているような気がしてきました。 私が診断名を患者さんにお伝えするのは (1) 疾患の説明がしやすくなり、患者さんやご家族に納得していただきやすいと思うとき (2) 今の状態に「病名」がつく...
すいません。ここで再開します。自分を語るほど蟻地獄にはまるので、生暖かく見守っていただけると幸いです。↓本編です。 僕が精神科に入局したときに凄く困ったことの一つに、認識の正常値を誰も教えてくれなかったということがある。 もともと外科志望で、「どこから先が生命の危機」で、そこを凌いで「患者さんをどこまで持っていけばいいのか」、医療ってそういう明確なラインがあるものだと思ってた。精神科...